1992-04-10 第123回国会 衆議院 外務委員会 第5号
第一に、溯河性魚類に対する母川国主義については、海洋資源の全人類的な最適利用を目指すものでなければならないことは言うまでもありませんが、この条約における沖取り全面禁止は海洋資源の全人類的な最適利用を目指すという点から問題です。交渉の経過を見ましても、母川国の権利を一方的に押しつけられた、そういうふうに受け取らざるを得ません。
第一に、溯河性魚類に対する母川国主義については、海洋資源の全人類的な最適利用を目指すものでなければならないことは言うまでもありませんが、この条約における沖取り全面禁止は海洋資源の全人類的な最適利用を目指すという点から問題です。交渉の経過を見ましても、母川国の権利を一方的に押しつけられた、そういうふうに受け取らざるを得ません。
とりわけ領土の問題も期待が裏切られた、しかも、後でまたただしますが、いわゆる一九九二年以降サケ・マスの沖取り全面禁止という通告を受けておりまして、経済的に根室地域は大変な打撃を受けているわけでございますが、この状況の中でせめて四島周辺の操業ができるようにならないか、そういう要望もございます。このことを伺いたいと思います。 あとも続けて、一遍に聞いてしまいましょう。
今もお話がございましたように、九二年にはソ連は沖取り全面禁止という声明を出しておりまして、サケ・マス交渉が本年の二月の末にモスクワで行われることになるわけであります。こういう厳しい中での交渉ということになります。
また、北海道では、九二年のサケ・マスの沖取り全面禁止の撤回運動をしておるわけですから、これらに悪影響を及ぼさないように、的確な判断をしていただきたいというふうに考えるところでございます。
○鈴木(久)分科員 沖取り全面禁止という厳しい状況が二年後に来るということを踏まえて今の大臣の決意もありましたので、国内で大変厳しい状態にさらされる漁業関係者の皆さん方の気持ちを十分踏まえてこれから頑張っていただきたいということを申し上げて、終わります。ありがとうございました。
○鈴木(久)分科員 今のお話をお伺いしますと、九二年にはほとんど沖取り全面禁止というソビエトの態度は変わらないというふうに聞こえてしまうのです。そうなりますと、まさにこの北洋サケ・マス、中型とその母船式の方はほとんど壊滅になる。
この漁業交渉につきましては非常に厳しい交渉が続けられ、モスクワに舞台を移したわけでございますが、一九九二年の沖取り全面禁止の提案、こういうことからいたしまして、それぞれ関係の方々はこの推移につきましては非常に憂慮をいたしておりますし、また漁期があるわけでございますので、いつまでもだらだらと交渉しておるというわけにはまいりません。
そしてまた、近年におきましてはソ連の沖取り全面禁止を前提としました漁獲割り当て量の大幅削減とか操業規制の強化、こういうことで、九二年からはこの沖取り全面禁止というようなこともソ連から一方的に指摘されているわけであります。三月十三日から東京で開催されました本年度の日ソサケ・マス漁業交渉の漁獲割り当て量は、日ソ双方の主張が大きな隔たりがあって難航しておるということが報じられておるわけでございます。
これは外務大臣に、御答弁は求めませんが、いわゆる三角水域の操業の再開とか四島周辺の新たなる漁場の確保とか共同事業の問題、さらには九二年いわゆる沖取り全面禁止という問題も投げかけられているときでありまして、これらの問題を精力的に外交交渉の過程で解決すべく努力願いたいと思いますし、また同時に、さは言いながらもう現実問題、いろいろと大きい問題が出てくると思うのです。
これに対しましては我が方といたしましては、我が国のサケ・マス沖取り漁業というものはそもそも日ソ漁業協力協定上認められている正当な漁獲方法でございまして、ソビエトの言いますような沖取り全面禁止というものは現在の協定上は認められないものでございますので、これに対しましては強く当方といたしましては反対いたしまして、現在のところ平行線という形になっておるわけでございます。
その後、いろいろな情報なりいろいろな接触を通じましても、九二年までの沖取り全面禁止ということにつきましてのソビエトの態度というものは非常にかたいものがあるわけでございますけれども、我々といたしましては、今後とも粘り強く我が国の立場というものを相手方に説明し理解を求めるということに取り組んでまいりたいと思っておりますし、それから、さしあたっての今年度の問題につきましては、きのうから具体的な話し合いのテーブル
それから、協議に臨む態度といたしましては従来から一貫しておりまして、少なくとも沖取り全面禁止というソビエトの打ち出しに対しましては、我々としては長い歴史と伝統、しかも認められた公海での操業という問題もあるわけでございますので、何とか従来の権益を守りたいということで折衝に臨むわけでございますけれども、いずれにいたしましても、関係漁業者とも十分相談しながら、我が国が受け入れ可能な結論というものを得られるようにこれからの
それから、ソビエトとの関係では、サケ・マスにつきましては現在交渉が中断いたしておりまして、ソビエト側はサケ・マスの公海沖取り全面禁止、一九九二年までの全面禁止という基本的なスタンスを表明いたしまして、今年度の漁獲割当なり操業条件につきましても、我々と相当隔たった提案なり考え方を示されているわけでございまして、先週の月曜日に中断し、できるだけ早い機会に再開して、何とか漁期に間に合うように成約にこぎつけたいというふうに
ことしの二月になって交渉団を送り、話し合いを進める過程において、沖取り全面禁止はこれを撤回をする、三万五千トンぐらいならいいのじゃないか、そういうことを含めた五年間にわたる協定書をつくろう、その後は一方から破棄がなければ、一年一年ではあるけれども更新していく、こういう協定書が一つできたわけです。
そうした意味で重ねて私は確認をしていきたいと思いますけれども、来年、再びソ連が沖取り全面禁止という線で交渉に臨んでくる、漁獲量の取り決めに臨んでくるという可能性はないんでしょうか。
特に二月十五日から始まりました交渉において沖取り全面禁止ということをうたってまいりましたので、非常なショックを漁民に与えるばかりか、われわれも重大なことだと対応してまいりました。
御承知のとおり、このサケ・マスの沖取り全面禁止という線は昨年夏の国連海洋法会議ですでにソ連が大きく主張をしておりますところでございますので、今度の漁業交渉が非常に難航するであろうということはそのころから私ども予想しておったところでございます。
御承知のとおり、昨年夏の国連海洋法会議でも、ソ連はサケ・マス沖取り全面禁止を打ち出したこともあるし、それから母川主義というのは、大体、世界各国の趨勢でありまして、一方、ソ連の立場から考えると、北欧の方では非常に厳しく締め出されておりまして、こちらでも母川主義を打ち出して、ソ連はソ連の国の利害から言えば相当つらい立場にあるわけでございます。
そこで、この日米加の三国交渉についてそうなる可能性はあるのですか、ないのですか、見通しはどうでしょう、いま言ったような沖取り全面禁止について。